富士ファーマナイト情報マガジン
(2023年3月号)
|
こんにちは。メルマガ担当の石川です。
今年も早いもので、明日から4月。明日からはいよいよ新しい年度がスタートしますね!
入学、入社はもちろん、進級、異動などで新生活が始まる方も多いのではないでしょうか。
今回もプラントメンテナンスに役立つ情報や、当社のサービスメニューなどをご紹介していきますので、
最後までお読みいただけたら嬉しいです。 どうぞよろしくお願いいたします。
|
|
コンポジットリペア。施工前の2つ確認ポイント
|
|
「富士ファーマナイトといえば、『リークシール』」というイメージが強いと存じますが、
ありがたいことに、最近は、『リークシール以外』のご相談やお問い合わせも増えてきました!
今回は『コンポジットリペア』についてご紹介します。
▼コンポジットリペアって何?▼
『リークシール』をご採用いただいたことがあるお客様に、『コンポジットリペア』をご提案する際、
確認させていただくポイントがございます。
①まずお伺いするのが、温度。
『リークシール』は、低温~高温まで対応できる様々なシール材(コンパウンド)のご用意がある一方、
『コンポジットリペア』の適用温度範囲はかなり限定されます。
具体的には -50℃~78℃が最適とされ、
最高98℃までが限界です。
②次に、漏洩の有無です。
『コンポジットリペア』は、 漏れる前の減肉した配管の予防保全対策(恒久補修)。
そのため、すでに漏洩している場合は、まず『リークシール』をお勧めしているのですが、
実は…漏れている状態でも、以下の場合は『コンポジットリペア』の施工も可能です。
- 貫通孔がピンホールサイズ程度
- 流体=極端な酸性・アルカリ性・一部の有機溶剤以外で、
運転圧力=2.0MPa程度
- 樹脂が硬化するまでの間、一時的に漏れを仮止めできる
|
|
過酷な条件での漏れ止め効果を検証してみました
|
|
『リークシール』は、幅広い施工条件に対応できますが、それはあくまで次回定修までの応急補修。
漏れた状態での『コンポジットリペア』は、施工条件がかなり限定されるものの、次回定修以降の
必要耐久年数を考慮した強度計算ができ、より確実な補修ができる利点があります。
▼コンポジットリペアの強度計算についてはこちら▼
では実際にどれくらいの漏れ止め効果が期待できるのでしょうか。
今回は『コンポジットリペア』の漏れ止め効果を検証するため、耐圧試験結果を実施してみました!
かなり過酷な条件での施工を実施した場合を想定しています。
▼試験結果はこちら▼
漏洩でお困りの場合、幅広い条件に対応できる『リークシール』はもちろん、
『コンポジットリペア』では漏れ止め効果に有効な施工(積層数と積層範囲)をご提案することもできますので、
皆さまのニーズに合わせて是非ご検討くださいませ。
|
|
新年度はなぜ4月スタートかご存知ですか?
|
|
年度とは、「暦年とは別に、事務などの便宜のために区分した1年の期間」。
欧州主要国は、暦年にそろえて、年度も1月スタートの国が多い様です。
アメリカは、暦とずらし10月~翌年9月ですが、韓国や中国も、新年度はやっぱり1月から始まるそう。
どうして日本は新年度が4月スタートなのでしょうか。(ちなみにインドは日本と同じ4月~でした)
会計年度を初めて制度化した明治2年時点では、日本の年度もなんとアメリカと同じ10月始まりだったそうです!
その後、西暦を採用した明治6(1873)年に1月始まりに変更→2年度、7月始まりに再び変更(地租の納期にあわせるため)。
明治19(1886)年以降、現在の4月始まりに固定になったそうですが、
その理由が、富国強兵の赤字対策。前年の会計年度を7月から翌年3月までの9ヶ月に短縮し、
予算の帳尻合わせをしたとのこと。
めちゃくちゃ紆余曲折あって、新年度が4月始まりになった日本。
日本と同様インドの皆さんも明日からは新年度を迎えていると思うと、なんだか勝手に親近感を覚えます(笑)。
今年度も、富士ファーマナイトをよろしくお願いいたします。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
|
|
創業以来40年以上 国内実績累計55,000件超
プラント運転中に漏洩トラブルを解決する業界トップクラスの技術
ビデオチャットでのご説明も可能です。お気軽にお問い合わせ下さい!
今すぐ問い合わせる
|