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減肉配管からの漏洩リスクを低減

施工事例:廃ガス配管(石油精製)

次回定期修理まで減肉した配管からの漏洩を防ぎたい

配管の下側が広範囲に減肉しており、次回の定期修理で交換するまでの間、絶対に配管からの漏洩を防ぐ必要がありました。

製油所内のため、溶接による鉄板補強は行えません。また、装置を止めると膨大なコストがかかってしまいます。


対策‐減肉箇所の部分的コンポジット補修

 

配管の全周ではなく減肉している配管の下側にコンポジット補修を行いました。

強度計算によると、減肉箇所が貫通して漏れが発生した場合においても、5層の積層で完全に漏洩の予防が可能と判断されました。

貫通する恐れがあったため、減肉箇所の下地処理は行っていません。

 

減肉箇所からの漏洩リスクを低減したことで、突発的な装置停止のような最悪のリスクを回避することができました。

内部流体の圧力が0.1MPa以下であれば、減肉箇所の面積が広く、径の大きい配管においても、コンポジット層によって長期間の予防保全が可能です。


硬化後の炭素繊維複合材 配管サポートを含めて炭素繊維複合材補修
  • 運転状態のままで施工を行いました。
  • 約7,000㎜の範囲に施工し、減肉箇所からの漏洩防止、強度復元を図りました。
  • 配管の途中にサポートがあり、サポートの上にもコンポジット層を積層しました。
  • 現場調査、材料段取り、積層作業、硬化確認におよそ10日必要でした。

効果-安全に運転するための信頼性向上

 

運転圧力、温度、配管径等の値から、漏洩した場合に必要となるコンポジット層の強度、積層範囲を計算します。

強度計算はISO24817に基づいて行われ、必要な強度に達するようにコンポジット層の積層厚みを決定します。強度計算書と施工報告書はお客様に提出します。

 

ファーマナイトがこれまでに蓄積したコンポジットリペアのデータは、エンジニアによって検討され、強度計算に基づく最適な提案を常に行えるようにデータが整備されています。

ファーマナイトがコンポジットリペア事業を始めてから18年が経過し、長期間の補修性能も多面的に評価できるようになりました。

施工後に報告書を提出するので、お客様にて将来のメンテナンス方針を決めることができます。


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