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異種金属溶接による腐食や減肉のリスクを低減

施工事例:同径ティー継手(発電)


貫通箇所からの漏洩を抑えたい

ティー継手に異種金属を溶接したため、ガルバニック腐食によって溶接線の減肉、貫通穴からの漏水が見られました。

減肉の進行、破断のリスクを低減するために、コンポジット(炭素繊維複合材)による補修技術が採用されました。

 

対策-ティー全体のコンポジットリペア(炭素繊維複合材補修)

 

ISO24817に基づく強度計算により、溶接部の減肉が進行して破断した場合における漏洩を抑え込むための必要積層数を計算しました。

ティー継手全体にコンポジット(炭素繊維複合材)を積層することで、漏洩のリスクを低減しています。

現場で繊維を裁断して積層するため、配管、装置の形状に関わらず施工が可能です。

ティー継手をコンポジットリペア(炭素繊維複合材補修) 硬化後の炭素繊維複合材補修

  • ティー継手全体の積層を行いました。
  • 施工の段取り、下地処理、積層作業、硬化確認で6日間必要でした。
  • 外気温が低いため、投光器による昇温を行いました。
  • 施工が完了してから2日後に通常運転に戻りました。

効果-漏れを止め、突発停止リスクを低減

 

異種金属を溶接したことによるガルバニック腐食の進行が予想されました。

強度計算では、溶接線全周が破断することを想定して、破断時の漏水を抑え込むために必要な積層数を計算しています。

コンポジットリペア(炭素繊維複合材補修)によって、人的被害の発生リスクと発電所の突発停止リスクを低減しました。

 

樹脂は主剤と硬化剤の化学反応によって架橋構造を形成するため、時間の経過とともに強度が高まります。

完全な強度が出るまでには23℃で3日間かかりますが、投光器によって昇温したため10時間程度で最高強度に達しました。

 

コンポジット(炭素繊維複合材)層は軽いため、追加で配管のサポートを設置する必要はありません。

強度計算は技術拠点のエンジニアとのダブルチェックを実施しており、妥当性及び予想される補修性能を評価しています。


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