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コンポジットリペア(炭素繊維複合材補修)の施工手順

ISO24817に基づく品質を確保した施工を実施します


施工品質を確保するため、ISOではトレーニングを受けた技術員による施工を行うように定められています。

ファーマナイトでは2週間にわたる訓練後、5.5MPa以上の耐圧試験に合格した技術員をレベル2として認定しています。未経験者による施工は行いません。

ファーマナイトでは、ISOの規定に基づいて3段階の技術員認定制度を採用しています。

  • レベル1:レベル2の技術員による監督下で施工できます。
  • レベル2:コンポジットリペアの施工監督を担当します。
  • レベル3:2年以上の施工経験があり、認定試験に合格した技術員で、レベル2までの技術員の教育を担当します。

スーパーバイザーによるトレーニングの様子

ファーマナイトでは経験豊富な技術員によるトレーニングを定期的に開催しており、認定後も技術員の施工能力を確認しています。

施工手順

ファーマナイトでは全世界の設計情報を共有しています。

そのため、現場で仕様書に記載されていない事態が発生しても経験豊富な設計者が責任を持って柔軟に対応することができます。

リークシール技術についても熟知しているプロの技術員なので、漏れを止めてからコンポジットリペアといった対応も可能です。

下地処理

ブリストルブラスターによる表面処理

必要な下地処理(60~90μmの表面粗さ)
・ガーネットブラスト(♯36)Sa2.5
・MBXRBristle Blaster ST3

表面粗さを出すためには投射ブラストまたはブリストルブラスト(左写真)の使用が不可欠です。


 

ワイヤーブラシ、バフ等では規定の表面粗さにはなりませんので、施工を行うことができません。

火気の取扱いができない場所では、現場環境に応じて窒素等をかけながらの施工になります。

パテによる凹凸部の整形

パテによる減肉箇所の整形

配管表面の凹凸をパテによって整形します。施工時の温度・漏れ止めの必要性に応じて、使用するパテを選定します。

パテの種類に関わらず、コンポジット層のみで強度が得られる、または漏洩が止められるように積層数を計算します。


冬期間は気温が低くパテの硬化までに時間がかかることから、下地処理と凹凸部の整形で1日必要になる場合があります。


エポキシ樹脂の混合

エポキシ樹脂の混合

主剤と硬化剤を正確な重量比に従って、計量・混合します。特に夏期の高温時には、樹脂のポットライフ(可使時間)が短くなるので、積層できる面積が少なくなることがあります。

施工日程については、技術員が実際に現場を見て、お客様と相談しながらベストな日程をご提案します。


ガラス繊維の積層

ガラス繊維の積層

炭素繊維は電気を通す性質があるため、炭素繊維の巻きつけの前にガラス繊維を巻きつけます。

ガラス繊維とエポキシ樹脂は絶縁体として働きます。樹脂を塗ったガラス繊維はほぼ透明になります。


炭素繊維の巻きつけ

炭素繊維の積層

炭素繊維を配管に巻きつけます。空隙ができないように積層する順番、樹脂の量を調整しながら施工します。

ティー、エルボのような直管以外の形状にも巻きつけることが可能です。


保護層の巻きつけ

ナイロンの保護層巻きつけ

炭素繊維の巻きつけ後、ナイロン製の保護層を巻きつけます。

このナイロン層は表面が凹凸になっており、コンポジット層の表面に凹凸を転写することができます。

そのため、積層数が多い場合は保護層を巻いて硬化させた後、翌日以降に追加の積層を行っても層間接着力を維持することができます。


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